マットレス

マットレスの特徴

マットレスの構造

マットレスの外観 マットレスの断面構造

マットレスは、図のように、ウレタンなどの材料を用いたスポンジを、側地でコーティングしたものです。この図では、スポンジの下側が凸凹になっていますが、凸凹のない板状のものもあります。凸凹有りのタイプを使用する場合、凸凹部を上下どちらでも使用できます。

最近では、材質に低反発素材を用いたものが、デパートの一角などで見かけるようになりました。そのようなマットレスは、敷きパッドとして使用するようです。

マットレスの柄

写真では、マットレスの色は黒ですが、カタログを見たら様々な色や柄がありました。昔はマットレスの柄は、花柄しか選択の余地がかったように思います。現在は、布団や部屋のレイアウトに合わせて、マットレスを選べるようになりました。

著者が見たカタログには、色が15種類あり、サイズは4種類ありました。


マットレスの使用目的

マットレスを使う目的として、次の3点があげられると思います。

  1. 保温を良くする
  2. 弾力を良くする
  3. 湿気を吸収する

アパートでは、フローリングの人気が高くなっていると思います。フローリングに布団を直接敷いて寝ると、冬では寒さと湿気が感じられ、寝つき難くなってしまいます。そこで、マットレスを布団の下に敷き、保温性や吸湿性を高め、快適な睡眠を得ることができます。

フローリング以外の人は、マットレスをしなくて良いのでしょうか?

布団屋さんに聞いたところ、ベッドで寝るときは、布団とマットレスを組み合わせるか、ベッドマットレスを用いるそうです。畳の上に寝るときはマットレスがなくても問題はないそうです。冷え性の人は、冬にマットレスを用いても良いと思います。

また、マットレスには固さがありますが、布団の下に敷く場合には、布団にある程度の柔らかさがあるため、硬質マットレス高反発マットレスが良いそうです。

おすすめの高反発マットレスは、ブリヂストンの「高硬度マットレス」です。


マットレスの手入れ方法

ウレタンは、水や日光、熱に弱いと言われております。そのため、朝起きたら毎日、布団といっしょにめくって、湿気を飛ばすようにしてください。そして、1~2週間に1回、梅雨時などの、湿気が多いときなどは1週間に1回、天日干しにせず、部屋の中に立てかけて干して下さい。

マットレスの湿気が多くなると、1~2[mm]程度の黒い斑点が、所々に付くことがあります。この斑点はカビの一種で、肌に触れたりする程度であれば健康な人には無害ですが・・・。特に、マットレスの上に布団を乗せて使用する場合は、適度に干すようにして下さい。

マットレスの表面を手で触ったときに湿り気を感じたら、カビが生える危険信号です。一度カビが生えると、まず落ちません。手入れを欠かさないように、心掛けたいものです。


マットレスの価格

普通のマットレスの価格は、1万円~1万6千円程度です。この値段の差は、メーカ名や折り方などの違いですが、物としてはどれも同じように思います。ウレタンフォームなどの化学繊維は、石油価格の変更に、大きく影響を受けます。

低反発素材を用いたマットレスの価格は、5~6年前と比べてだいぶ安くなってきました。ちなみに、人気の高いテンピュール®のマットレスは、円高の影響もあってか3~4万円でお求めやすくなりました。