布団の種類

綿布団

綿布団とは、中綿に綿ワタを重量比で50%以上用いた布団です。綿には真綿木綿わたがありますが、一般に、綿布団といえば中綿に木綿わたを使った布団を指します。綿布団は日本のみならず、アジアを中心に世界各国でも使用されており、日本では最もポピュラーな布団と言えます。

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羽毛布団・羽根布団

羽毛布団とは

羽毛布団とは、水鳥の羽毛を布団の中に詰め込んだ掛け布団です。グースとダックがありますが、基本的にグースの方が高価です。

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羽根布団とは

羽根布団とは、水鳥の羽根を布団の中に詰め込んだ掛け布団です。羽毛布団と違うことに、ご注意下さい。羽毛布団と羽根布団の違いについて、詳しくは「布団の悪質訪問販売の実体」をご覧下さい。


羊毛布団

羊毛布団とは

羊毛布団とは、中綿に羊毛を用いた布団のことを言います。中綿に、親指の先ほどの大きさの玉状した羊毛を用いた掛け布団や、羊毛をシート状にし、それを中綿とした羊毛肌布団、その羊毛シートを何枚も重ねた圧縮羊毛布団などがあります。

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羊毛昆布団とは

羊毛昆布団とは、中綿に体積比で50%の羊毛と、それ以外の繊維を用いた布団のことを指します。羊毛以外の繊維には、ほとんどの製品が化繊を使用していますので、布団の性質は化繊布団とほぼ同じです。


真綿布団

真綿布団とは、中綿に真綿を用いた布団のことを指します。保温性が高く、しなやかですが、とても高価です。昔は、温泉などで、旅行のお土産として売られていました。現在では、ほとんど生産されていません。


化繊布団

化繊布団とは、中綿に化繊綿を重量比で50%以上使用した布団のことを言います。木綿ワタと化繊綿を混ぜた混綿を使用した布団は、化繊混綿布団と言い、低価格な綿布団として出回っているようです。

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その他の布団

ムアツふとん(西川産業)

ムアツふとんは、中綿に片側が凸凹の特殊ウレタンを用いた、体圧分散してくれる敷布団です。その凸凹が寝たときの体圧を分散し、皮膚の毛細血管を圧迫し難くなっています。また、ウレタンの弾力性により、寝たときに体があまり沈まないので腰への負担が軽く、寝心地も良いです。元々、ムアツふとんは病院向けに開発された布団で、寝返りの回数が少なくて済むので、患者への負担が軽減されます。

電気布団

電気布団という言葉の定義はありません。この布団は、電気を使って何をするかで、タイプがわかれてきます。

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布団の材質比較

布団は、その中に使われる材質によって、掛け布団に適していたり敷き布団に適していたりと用途が異なってきます。そこで、布団に使われる代表的な中綿の材質の違いで、どのような違いがあるのかを比較し、まとめました。

中綿特徴用途
木綿湿気をよく吸い取るので、定期的に干す。掛け布団、敷き布団
羽毛湿気をよく放出する。軽くて柔らかい。掛け布団
羊毛湿気を放出する。重いが弾力性がある。敷き布団