ベビー布団の正しい選び方

11.ベビー布団の正しい選び方

とある、ベビー布団に力を入れている手作り布団の店の店長とメールでやりとりしたのですが、私自身も気になっていたのですが、世の中に出回っているベビー布団は、ろくなものがありません。

そこで、ベビー布団選びについて、まとめることに致しました。

ベビー布団選びの基準

ベビー布団を購入するときに、選ぶ基準は何か、子育て経験の有る、若い女性にアンケートしてみました。

  1. デザイン
  2. サイズ
  3. 肌触り
  4. 材質

やはり、1番目に、デザインが出てきました。

赤ちゃんは、着せ替え人形ではない!

赤ちゃんは、当然ながら、自分が寝る布団や、自分が着る服を選ぶことができません。もし、赤ちゃん自信が布団を選べるとしたら、どのような基準で、布団を選ぶでしょうか?

かわいい布団よりも、寝やすい布団を選ぶのではないでしょうか。赤ちゃんは正直なので、布団の寝やすさが、夜泣きの頻度に現れてきます。


ベビー布団の目的を考える

まずは、ベビー布団の主なる目的を考えて頂きたいと思います。それは、赤ちゃんの寝ている姿が、かわいく見えるためでしょうか?。それとも、赤ちゃんが気持ちよく寝られることでしょうか?。後者の方ですよね。前者と答えた方は、空気を読み取ってください^^;

寝やすいベビー布団の条件

寝やすいベビー布団とは、どういったものでしょうか。布団の寝やすさは、「布団の選び方」にも詳しく記載しておりますが、布団の中の温度湿度、それに寝心地が大きく起因しいるのは、間違いありません。

また、「私の布団は、寝やすいので、赤ちゃんも大丈夫よ。」と、思われる方もいらっしゃるでしょうが、大人にとって寝やすい布団が、赤ちゃんでも寝やすいとは、限りません。赤ちゃんにとって寝やすいベビー布団の条件は

  1. 湿気をよく放出してくれる。
  2. 温度を適度に保ってくれる。
  3. 掛け布団は軽いもの。

天然素材で包む

赤ちゃんは、とにかく汗をかきます。汗を放出してくれない布団は、蒸れて眠れないばかりか、赤ちゃんの体温を冷やします。このことから、化繊系よりも、天然素材の布団を選んだ方がよさそうです。

放湿性の高い天然素材は、次の通りです。

  1. 羊毛
  2. 羽毛
  3. 綿

敷き布団の素材を、羊毛にしたらよいと思います。著者がいつもお勧めする、多層式健康パッドのベビー布団は、「天然素材のベビー布団セット」のみで売られています。

また、羽毛布団は、赤ちゃんの寝心地を考えて、薄手のものを選ぶようにしてください。また、羽毛布団は、ダウンプルーフ加工をしているものは、放湿性が悪くなるので、羊毛肌布団と組み合わせて、放湿性を補ってください。

綿は、羊毛や羽毛と比べて、放湿性が少し劣ります。ところが、きちんと断熱されている省エネ住宅にお住まいの方は、綿100%の綿掛け布団を選ぶようにしてください。なぜなら、そういった家では、羽毛布団では暑すぎて、汗が止まらなくなることがあり、肌のトラブルの原因となりかねません。


まとめ

身近にいる経験豊富なアドバイザー

赤ちゃんの夜泣きで苦しまれている新米ママに質問です。夜泣きを、誰かに相談したことは、ございますか?

夜泣き解決の答えを知っているのは、何を隠そう、子育て経験豊富な、お母さんやお祖母さんなのです。「お祖母さんが買ったベビー布団は、ださい!」と言う人がいますが、問題外です。

また、手作り布団の店でも、経験豊富です。布団職人は、何百枚ものベビー布団を手作りしている達人ですので、頼もしい相談相手になって頂けることでしょう。「全国の手作り布団の店」で紹介しているお店でも、気軽に相談にのって頂けることと思います。

もう一度、質問します。ベビー布団は、デザインで選びますか? それとも、寝やすさで選びますか?